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『TOKYO LITTLE JOURNEY 2012』photo&report |
"TOKYO LITTLE JOURNEY 2012"


















 photo by ヒロキ(ボバビブボン)
早いもので一ヶ月が経ちました。あれだけのものを体験したあとだと、どうしても切り替えるのは難しいものですね。去年もそうでした。 後日、ノブ(The eskargot miles)やRudie界隈とゆっくり話す機会があって、ちゃんと切り替えできましたけどね、blogをUPするまで到らずで、ようやくです。 写真はRudie blogや宮内のところにたくさんあるのでチェックしてもらうとして、そことは被らないものをUPさせていただきました。
500人近い来場者を数えた今回のリトルジャーニー。 事前の打ち合わせで申し合わせていたことは、「ライブエリア、ラウンジエリア、2F(Rudies Night FLOOR)、それぞれ真剣勝負」ということ。
今回痛感したことは、「音楽ってすげーなー」という圧倒的にポジティブなパワーであって、フードでその場に立っていることにある種の無力感を覚えるものでした。それが甚だ見当違いの認識であることは重々承知しつつも、音楽の伝播力というのをこれほどまでにまざまざと感じられるのは、その立場だからこそ見える視点だとも思うのです。こちらも全力でいってる分、尚のこと。
リトルジャーニーは言わずもがなThe eskargot milesという"バンド"主催・主導のイベントであり、その権利を行使してあのように人が集まれる場所を作っている。同じような思いを持ちながら生きてきて、いつしかリンクし僕らはあの場に参加させていただいているわけですが、逆立ちしてもかなわない桁違いのパワーを見させてもらったというか。 バンド主催のイベントは数多とあるけれど、実際に名が轟いているのは数えるほどしか思いつかなくて、このイベントの独特の高揚感は、全国を見渡してどんくらいあるんだろう?と思わずにはいられないほど、うねりを生んでいるのは間違いないこと。それは決して内輪に留まらない開かれたイベントであるからで、そこの軸さえブレなければ大小問わずいいイベントになるのは間違いなく、それがエスカルゴの場合、訴求力は大きく、より遠くまで光を照らせる存在であることを証明した宴。
個人的に、Barduaryをやっていた経験が大きいのですが、来てくれる人に支えられているという自覚の芽生えを促されたのはそこにあって、それを終えてからのこの一年というのは、なるべくブースから離れたくない気持ちになって(7年目にして!)、すなわちそれは、愛すべきバンドのライブをほとんど見られない、"あの"Rudies Night FLOORにもほぼ行けないということを意味するわけです。 これほどのイベントには遊びに行きたい!というジレンマはつきものですし、その気持ちがわかる分、スタッフ参加を強いるのもいつになく酷な気分になったものでした。
ただ、冒頭に書いたように、僕らの100%をと、スタッフをバッチリ編成したかった。積年の経験もあって、阿吽の呼吸でみんなよく遊びよく働き、楽しんでいたから安心しましたけど。総じてブース周りはいいムードでやることはできたと思います。あの場で出すべくムードというのは、FOODUARY(またBarduary)をやっていたからこそ出会えた面々と、様々共有してきたからこそこの場に繋がっていて、反面、経年して薄れつつある原点を思い返させてくれるというか、出会いがあって全てが開かれるということを表現することが、自分の中にあるサブテーマでした。今それが必要だった。ありがちな言葉でいえば、人間にはストーリーが必要なのであって、それがなければ夢など見る事ができないからです。そこを意識した時に、いろいろ迷いはなくなりましたけど。
当日のラウンジエリアですが、出番を終えた出演者も各エリアを移動しながらイベントを味わっている様子でした。あと、エスカルゴ物販ブースの賑やかさ。イイですね。そして、特に印象的だったのは、ラウンジでDJをした先輩方がとっても楽しんでいるその姿でした。チャーベさんのtweetにそれが詰まっていると思います。 経験豊富なThe eskargot milesという若手の筆頭格が軸にありながらも、ジェネレーションにとらわれない本質の部分がこのイベントの醍醐味なのだなと。
ブース周りに来てくれる人たちへの感謝は筆舌に尽くしがたいです。 そして、このイベントにはケータリングで参加してたいなと強く思うのです。大切なものは全力で守りたいというような感覚かも(with LOVE)。
毎度のことながら、「ああすればよかったなあ」というメニューや味付けの課題もあったりして、当日その場でなかなか改善しきれないケータリング特有の難しさは隣り合わせでしたけど。そのための準備をどこまでできたのかという点でも、今回は打ちのめされたなあ。あの時点での全力だったなんてのは言い訳でしかないんですよね。
長くなりました。最後に。 今回は事前告知の通り、Mr.ベーコンことまっちゃん(ボバビブボン)のベーコン初出しという場を演出できたわけですけど、まっちゃんとはリトルジャーニーに至るまで10回以上ミーティングを重ねて、その純粋な思いやモチベーションに心動かされました。 んなことblogで書かずに直接伝えろよ、というようなことですけどね(猛爆)、フーデュアリーはオワコンだなーという自覚はそりゃやってる本人は誰よりも早く気づかされ生き続けているわけですから、ああした純粋さは自らの感覚が蘇生していくような気分になったのです。
そして、大団円のエスカルゴが始まり、Rudies Night FLOORが終演した中、ラウンジエリアで音を鳴らし続けていたのが友太クンで、ライブエリアに誘導を促しながら、役割を全うしつつというよりも、もの凄く楽しそうにDJをやっている姿にとても胸を打たれました。「いやー、いっぱいDJやらせてもらっちゃった」という友太クンの笑顔が、TOKYO LITTLE JOURNEY 2012の成功をあらわす、一つのストーリーでした。そういうものがたくさんあったんだよね、あの場には。
これでいいのだ!
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